平和の大切さ これからも発信 高校生平和大使 ノーベル賞ならず(長崎新聞)

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 被爆地長崎で誕生し、3年連続でノーベル平和賞候補に挙がっていた「高校生平和大使」は今回も受賞はならなかった。9日、長崎市内で平和賞発表の中継を見守った高校生や支援者らは結果に肩を落としながらも「核廃絶のため、これからも平和の大切さを発信していきたい」と思いを新たにしていた。  平和大使は、インドとパキスタンが相次いで核実験を強行し緊張が高まる中、被爆地の願いを世界に届けようと、被爆者ら長崎の市民団体が1998年に発足させた。同世代の若者たちが国内外で集めた核廃絶署名を毎年、国連機関に届け、これまでに提出した署名は累計約200万筆に上る。  被爆75年の今年、第23代となる平和大使の一人に選ばれた県立長崎東高2年、鹿摩瑠花さん(17)は結果に、「賞をもらうことが目的ではない。核廃絶のため、コロナ禍でもできる活動を続けて、長崎原爆を知らない人に平和の大切さを発信していきたい」。平和大使を募集、派遣している市民団体の平野伸人共同代表(73)は「賞を取ることは、(核廃絶実現へ)政府や世論を変えていくきっかけになる」と今後の活動への決意を新たにしていた。  平和大使は今年、国会議員53人の推薦で平和賞候補に挙がっていた。

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(2020/10/10)