ファン笑顔「負けるなら紙の馬券を握って負けたい」(日刊スポーツ)

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競馬場にファンが帰ってきた! JRAは10日から事前に指定席をネット予約した人限定で、約7カ月ぶりに競馬場への入場を再開した。 【写真】競馬場へおかえりなさい!とメッセージが表示された京都競馬場のターフビジョン 指定席の事前購入者限定で入場を再開したこの日、京都競馬場は開場の午前8時45分を待ち切れないとばかりに、ファンが姿を見せた。8時4分に一番乗りした兵庫県宝塚市在住の岡崎衛さん(62=システムエンジニア)は「開いて良かった。馬を見られなかったのは残念だったし、ちょっとでも雰囲気を感じられれば」と開場前から胸を弾ませていた。 また、大阪府交野市在住の60歳男性は「どうせ負けるなら紙の馬券を握って負けたい。家のネットで負けたって、証しがないからね。家でゴロゴロして酒を飲みながらやるのも、医者からよろしくないと言われたから」と、久々の“生観戦”が実現して笑顔。「目の前で走っているのは魅力ですよ。ドドドッという音が聞こえるのがいい」と話し「帰りの居酒屋代くらいプラスになれば」と意気込んでいた。 開門時の混乱は特になく、開門後は検温、手先の消毒を経て入場していた。この日、京都で発売された指定席数は778席。一部の売店も営業が再開されたが、アルコールの販売はなし。軽食店フォルテの則武美佐子さんは「酒類はダメなんで痛いですよ。でも、うちはコーヒーも自家焙煎(ばいせん)なので、そこに期待しています」と話した。吉野家の山本哉店長(39)は「やっと店を始められるので、うれしく思ってます。準備している具材はいつもの2割ほどです。元に戻らないかもしれませんが、京都競馬場がリニューアルオープンするころには、今まで通りのにぎわいになってくれれば」と希望していた。 ファンの野外観戦エリアは3段階に区切られ、4コーナーからゴール前150メートル付近までは外ラチから約7メートル離れた地点から観戦可能。ただし、ゴール前約80メートルからゴール付近まで、野外では観戦できない。パドックも観覧できるが、柵から6メートル付近に花壇が置かれて、それより内側では見ることができなくなっている。 1レースは、返し馬から10人以上のファンが野外で見守った。同レースで1着になった幸騎手は「まだまだお客さんは少ないけど、これからもっとたくさんの人が戻ってくれれば、僕らのモチベーションにもなる。どんどん増え

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(2020/10/10)