文化放送・太田英明氏語るラジオ醍醐味/プロに聞く(日刊スポーツ)

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ラジオ生放送中に社長から編成局長昇進の辞令を受けた、文化放送の太田英明さん(57)。入社以来、ラジオアナウンサー一筋だったが、伝統あるラジオ局の番組編成全体を任されることになった。異例の出世街道を突っ走る太田さんが考える「おもしろいラジオ」とは? 【写真】アナウンス部員から贈られた「マイク」をデザインしたネクタイピン ----◇--◇---- -社長直々に編成局長昇進の辞令を受けたのは、9月24日の「大竹まことゴールデンラジオ」生放送中でした 太田局長 もう青天のへきれきと言いますか、戸惑いしかなくて…。私はアナウンサーという立場で、リスナーに最も近いところにいました。そんな私が指名されたのは、リスナー・ファーストで番組編成を考えろ、ということかな、と受け止めています。 -放送では、社長から「いずれは社長に」との要請まで飛び出しました 太田局長 私、上昇志向はまったくなくて、とにかくおもしろいことを追い求めてきました。社長から「いずれ-」と言われ、「分かりました」と軽く応じたのは、お、お、大竹まことさんが……。 -もしかして泣いてますか? 太田局長 すみません…。大竹さんが、放送の前に打ち合わせスペースで…、『大事な太田さんを番組から手放すのだから、どうせなら社長を目指してがんばってくれ』と…。その気持ちがありがたくて…、応えることができたら、と軽く言ってしまいました…。はぁ…、ごめんなさい。 -気を取り直して。ラジオのおもしろさはどこにありますか 太田局長 若いころ、プロデューサーに教えられました。ラジオの生放送は台本通りに進んでも、それは及第点でしかない。台本を超える何かが生まれた時に120点になる。徹底的に準備したものを、本番では一切使わないのが、いちばんおもしろい放送だと。想定を超えた何かが起きるのが、ラジオの醍醐味(だいごみ)だと思いますね。 -なるほど 太田局長 東日本大震災の後、リスナーからのお便りを読んでいて、もらい泣きしたことがあります。アナウンサーとして失敗でした。でも、聴いている方に何か伝わったのなら成功です。おもしろければ大成功。今、共演しているはるな愛さんや室井佑月さんの提供クレジット読みにしても、放送に乗せちゃいけないレベルです。でもそれが味であり、インパクトも与える。だから愛される。それでいいんですよ。 手痛い

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(2020/10/10)