蔡総統、「関係維持は共同責任」 中国に訴え/台湾(中央社フォーカス台湾)

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(台北中央社)台北市の総統府前広場で10日、中華民国の建国記念日に当たる「双十国慶節」の祝賀大会が開かれ、式典に出席した蔡英文(さいえいぶん)総統は演説を行った。対中関係について「両岸(台湾と中国)関係の安定を維持する決意がある」と強調しつつも、「これは、台湾だけが背負うことができるものではなく双方の共同責任だ」として中国に対し、台湾の主張を正視し和解や平和的な対話を共同で実現させるよう呼び掛けた。 台湾を巡っては、米国から8月にアザー厚生長官が、9月中旬にはクラック国務次官が相次いで訪問し、関係の緊密化を印象付けた。これに反発した中国はクラック氏が訪台中の同16日以降台湾周辺の空域で軍用機の活動を活発化させ、台湾は警戒を強めている。 蔡氏は、演説の中で国防政策や経済戦略などにも言及し、非対称戦への対応力の向上や周辺国との安全保障面でのパートナーシップの強化、サプライチェーンの再構築への全面関与などに意欲を示した。 一方、世界から評価されている台湾の新型コロナウイルス対策をアピールし、医療従事者の尽力や国民の協力に感謝の言葉を述べた。 (温貴香/編集:羅友辰)

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(2020/10/10)