「世界一の名医」の白内障手術を、医療ジャーナリストの自分が受けてみた(ダイヤモンド・オンライン)

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 世界的に見れば失明原因のトップだが、日本では最適な時期に適切な手術をすれば確実に治せるため、年間100万件の手術が行われている。決して少ない数字ではないが、患者数から見ればかなり少ない。白濁した視野のまま暮らしている高齢者が膨大な数に上ることを、遅ればせながら私は、自分が白内障になってみて初めて実感した。  実際、患者になってみると白内障は非常に気持ち悪く、かつ不便だ。  50代半ばで発症し、一番困ったのは異様なまぶしさだった。太陽光が前方から目にあたると、視界が真っ白になって見えにくい。光の方向から来る人の顔はまったく分からないし、自転車走行は危険でできない。なので夕方、太陽が沈む方向へ進む際は自転車を降り、うつむいてトボトボと押して歩いた。取材相手の顔も、光の方向に座られると全く見えなくなった。  メガネで矯正しても治らない、乱視のような症状もあった。50mほど先にいる人は1人でも3人に見える。夜空に浮かぶ月も3つ。数字の6と8、8と9の区別がつかず、確定申告の時期には大きな虫メガネが必需品。  しかし今年に入り、症状が悪化してくると、拡大しても判別しがたいことが増えた。プロジェクターを使用してのプレゼンテーションも苦労するようになった。出張で土地勘がない駅に夜降り立つのは恐怖だった。メガネをしても、蛍光灯に映し出される案内板の文字が読めない。スマホのアプリも、画面から出る光のせいでほとんど見えない。仕方なく、近場であるにも関わらずタクシーを利用した。いつの間にか視界はどんどん濁り、周囲はほぼ擦りガラス越しに見るような風景に変わっていた。  そうして5月、もう限界と感じた私は白内障手術を受ける決意をした。 ● 白内障だけでなく 老眼も乱視も一度に治せる  赤星隆幸医師(秋葉原白内障クリニック)は、世界で最も評価されている白内障手術の名医だ。先生が開発した「フェイコ・プレチョップ法」(濁って硬くなった水晶体の核を、あらかじめ、超音波で乳化する前に砕いておく術式)は、白内障手術の常識を刷新。従来は眼球を1センチも切開して行っていた手術をわずか1.8ミリの切開でできるようにし、片目20分以上かかっていた時間を3~4分に短縮。目への負担を最小限にすることを追求した結果、点眼麻酔、日帰り、手術による乱視発生をなくす、早期の視力回復等が可能になった。  何

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(2020/10/10)