サーキット最速を追求し上質感まで漂うヤマハ「YZF-R1M」 速さだけじゃない所有欲をも満たすスーパースポーツモデルだった(バイクのニュース)

【リンク先抜粋】
 今回の改良はいわゆるマイナーチェンジに相当し、エンジンスペックに目立った変更点は見られません。200PS/13500rpmの最高出力も113N・m/11500rpmの最大トルクも従来モデルと同じなのですが、そこに至るまでの扱いやすさが向上。サーキットで高回転を多用してもパワーロスを抑えられるよう、バルブやオイルの供給システムが見直されています。  そんなR1Mの魅力は、スロットルの開けやすさに集約されています。ホンダ、カワサキ、スズキ、BMWといったライバルメーカーと同じ並列4気筒エンジンを搭載しているのですが、それらと決定的に異なるのが、特殊な爆発間隔の設定にあります。  一般的なエンジンが「ドンドンドンドン」と180度ずつ等間隔で爆発していくのに対し、R1Mは「ドン……ドン…ドンドン」(270度→180度→90度→180度)という不等間隔になっているのです。  これによってなにが違うのか? その違いを他のもので表現するなら、例えば一定のリズムで走るジョギングが等間隔爆発だとすると、スキップが不等間隔爆発。綱引きの時、一気に綱を引っ張るのが等間隔爆発だとすると、「オーエス、オーエス」と強弱をつけるのが不等間隔爆発。つまり、力の緩急が分かりやすいエンジンなのです。  実際、一気に吹け上がる等間隔爆発エンジンと違い、R1Mのスロットルレスポンスは穏やかに感じられて「ホントに200PSもある?」と思うほど。8000rpmあたりから一気にパワーが炸裂するホンダ「CBR1000RR-R」あたりとは対照的に、R1Mのそれはまろやかに、そして心地よく回っていくのです。

続きはこちら

(2020/10/10)