東京パラへ決意 藤枝出身、陸上の佐藤友祈、佐藤圭太選手(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 ■陸上 佐藤友選手 「世界記録更新、金メダル取る」  来年の東京パラリンピック出場が内定している車いす陸上の佐藤友祈選手(31)が9日、静岡市の静岡南部特別支援学校と母校の藤枝市立広幡中で、「夢は叶(かな)えるもの」をテーマに講演した。県から任命されている「県障害者スポーツ応援隊」のメンバーとして派遣された。  佐藤選手は競技を始めたきっかけや、金メダルを獲得した2017年のロンドン世界選手権の思い出などを写真や動画を使って説明した。  同特別支援学校では講演後、子どもたちや保護者約50人と車いす競争で交流。子どもたちが次々に競技用の三輪レーサーに乗り、佐藤選手より先にゴールテープを切ると、大歓声が上がった。  藤枝広幡中では、「夢や目標を持つ大切さ」「チャレンジする大切さ」「自己肯定感を持つ大切さ」の3点をスポーツを通して学んだと強調し、全校生徒約240人に「このことを心の片隅に置いて過ごせば、人生ハッピーになれるのでは」などと語り掛けた。  全校生徒の寄せ書きを受け取り、佐藤選手は「東京パラリンピックで絶対に世界記録を更新して金メダルを獲得し、みんなのところに戻ってきたい」と決意表明した。  ■陸上 佐藤圭選手 「障害なじむきっかけ」  リオデジャネイロパラリンピック陸上男子400メートルリレー銅メダリストの佐藤圭太選手(藤枝市出身)が9日、清水町の沼津商業高で講演し、障害に対する考え方や東京パラリンピック大会への思いを語った。  佐藤選手は病気で足を切断した当初、義足や障害者であることがコンプレックスで、真夏でも長ズボンをはいて足を隠していたという。陸上大会で義足を隠さず堂々としている他の選手を見て、「昔の自分は戻ってこないと、良い意味で諦めることができた」と振り返り、「義足は身体的特徴の一つと思えるようになった」と強調した。  人生の根にある志として「障害に対する力みのない社会をつくりたい」と説明。東京大会の開催が決まったことで「誰もがスポーツを楽しめる環境や機会が整備され、障害が世間になじむきっかけとなった」と述べた。  東京五輪・パラリンピックへの機運醸成を図る機会として同校が企画し、3年生約180人が聴講した。

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(2020/10/10)