自転車・梶原悠未「夢を見ているんじゃ…」世界チャンピオンの“称号”手に、更なる高みへ…リレーコラム(スポーツ報知)

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 2月の世界選手権女子オムニアムで初優勝し、世界チャンピオンの“称号”と言える「アルカンシェル」ジャージーを手に入れました。11月の全日本選手権トラック(群馬)では、初めてジャージーと同じ5色のデザインが入ったバイクで臨みます。今後もオムニアムのレースで使用します。  世界王者になると、多くの選手がアルカンシェルのカラーをバイクやヘルメットにも入れます。今回は高校の頃からサポートしていただいているブリヂストンが、特別仕様でフロントフォークに入れてくださいました。9月から練習で使用し、バイクのシンプルなデザインに自然な形で入っていて、すごくカッコイイ。走っている時も、苦しくて顔を下げると目に入るので、自覚と責任からもう一段階、自分自身を追い込めるようになりました。  アルカンシェルを初めて見たのは、競技を始めて1年ほど過ぎた高校2年の時。2014年のジュニア世界選手権ポイントレース(2位)に出場した際、隣の選手がアルカンシェルジャージーを着ていて、「これは何だろう?」と思いました。レース後、意味を調べると「自転車界では最も価値があり、このデザインを身に着けることが一番のステータス」だと。その時から、私の中で何が何でも手に入れたい憧れとなりました。  あれから約6年。今年の世界選手権で優勝し、ついに着ることができました。その夜は「夢を見ているんじゃ…」と信じられなかったので、ジャージーを着たまま就寝(笑い)。朝起きて鏡に映る自分の姿を見てようやく優勝の実感が湧き、本当にうれしかったです。  次戦の全日本は、9月上旬に男子のロードレース2大会3レースに出場して以来の実戦となります。出場する全てのレースで完全優勝したい。ブリヂストンやサポートしていただいている方、応援してくださる人に結果で恩返しできるよう、今後も頑張っていきたいです。  ◆梶原 悠未(かじはら・ゆうみ)1997年4月10日、埼玉県生まれ。23歳。埼玉・筑波大坂戸高、筑波大を卒業、同大大学院在学。1歳から中学3年まで競泳選手。高校1年で競技を始め、2015年アジア選手権のポイントレースなどで5冠。17年W杯のオムニアムで日本勢初優勝を遂げ、通算4勝。今年2月の世界選手権で日本女子初の金メダルを取り、東京五輪代表入り。家族は両親と弟。155センチ、56キロ。

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(2020/10/10)