F1アイフェルGP残りの週末に向けFIAが対策を策定へ。”金曜一切走行できず”の緊急事態再現を避けるべく……(motorsport.com 日本版)

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 ニュルブルクリンクで行なわれている、2020年のF1第11戦アイフェルGP。しかし金曜日に予定されていたフリー走行1回目と2回目のいずれのセッションも、メディカルヘリコプターが指定されているコブレンツの病院まで20分で飛行できないほどの悪天候だったため、1台のマシンも走行することができず終了することとなった。 【動画】2020年F1第11戦アイフェルGPフリー走行2回目ハイライト  このコブレンツの病院へは、陸路移動することもできる。しかし、例えば大きな事故が発生してドライバーなどが大怪我を負った場合に備え、20分以内で搬送できなければいけないと義務付けられているが、このコブレンツの病院は50km以上離れており、道路を通って20分以内に搬送するのは事実上不可能である。そのため、金曜日のセッションで走行することができなかったのだ。  F1のレースディレクターであるマイケル・マシは金曜日の午後、週末残りの走行を実現すべく、”バックアップ計画”が準備されていると明かした。  motorsport.comの取材によれば、このバックアップ計画は、特に霧が酷くなることが多い山岳地帯の中約3kmは車で移動し、その後ヘリコプターを使用、20分以内での搬送を実現しようという内容になっている模様だ。  FIAの国際モータースポーツ競技規則・付則H項の2.8.3.8条「負傷者の救助役務 」では、下記のように規定されている。 「重度火傷者治療センターへ直接搬送する場合を除き、当該競技の医療役務調査票に記載されFIAメディカルデリゲートの承認を得た各応需病院に到達するのに必要な飛行搬送時間は、通常の状況では、約20分を超えてはならない」  予報では、土曜日の天候は回復傾向にあり、雨になる可能性は少ないようだ。しかし決勝レースが行なわれる日曜日は、金曜日と同じような天候になるのではないかとみられている。  レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、日曜日の天候について懸念していると認めた。 「日曜日は今日と同じような天候になるらしいので、少し心配だ」  そうアルボンは語った。 「そうなった場合、何が起きるのかを確認しておく必要がある」  メルセデスのルイス・ハミルトンは、1日中待たされたことに苛立ったと語ったものの、このウエットコンディションでは、ほとんどのドラ

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(2020/10/10)