【MotoGP】フランスGP初日13番手のクアルタラロ「チャンピオンシップのためにも“馬鹿なミス”はしたくなかった」(motorsport.com 日本版)
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ペトロナス・ヤマハSRTのファビオ・クアルタラロは、母国戦のMotoGPフランスGPをポイントリーダーで迎えた。その初日は、雨による難しいコンディションとなったが、クアルタラロは総合13番手とQ2直接進出圏内から漏れる位置に留まった。
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一方チャンピオンシップを争うライバルのジョアン・ミル(スズキ)は総合9番手でQ2圏内に入っている。2日目を雨で迎えた場合、予選組分けは初日のタイムで決定されることになるが、その場合クアルタラロはQ1スタートとなってしまう。
ただクアルタラロは、初日のタイムは悪コンディションでリスクを負うことを避けた結果だと説明。ミスによってチャンピオンシップを失う可能性は避けたかったと語った。
「こういったコンディションだから気をつけていたんだ。FP2での走りが週末を通じて大きな違いになるわけじゃないからね」
クアルタラロはそう語った。
「(Moto2のFP2でルカ)マリーニがターン4でクラッシュするのを見ただろう。だからここではマーベリック(ビニャーレス)とラップタイムの面で大きな違いができたんだ」
「この難しいコンディションが改善していくだろうということを知っているからこそ、落ち着いていたいんだ。馬鹿なミスはしたくないよ。だからこそ今日は楽にやったけど、僕はそれがとても重要だと思っている。こういったコンディションでは、チャンピオンシップを本当にたやすく失ってしまう可能性があるんだ」
こうしたクアルタラロの姿勢は、彼がタイトル獲得という目標をより具体的に考えているということを示唆するものだ。9月の時点での彼はチャンピオンシップが目標ではなく、毎戦最大のポイントを獲得することだと語っていたが、その姿勢には変化が見られる。
その点についてクアルタラロに訊くと、彼はこう答えた。
「チャンピオンシップのことを考えていないとは言わないよ。僕としてはタイトル獲得の可能性を失わせるようなことをする必要は無いと考えている」
「つまり、僕らは自分たちのポテンシャルを明確にする必要があるし、僕らにはタイトルを勝ち取るポテンシャルもある。それで今のところ僕はレースを1戦1戦として考えている」
「だけどこういったコンディションで、それほど価値のないリスクを犯したくないと思