映画「82年生まれ、キム・ジヨン」が公開! 原作者チョ・ナムジュさんが語る、女性の生きづらさの正体(ELLE ONLINE)

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「2000年代からの10年以上の間、ネット上の一部のコミュニティやウェブサイトで、社会的な発言力が弱い特定の地域の出身者や特定の性別を嫌悪し卑下する発言が活発化し、そこで投げかけられた暴力的な言葉がネット上で流行していたんです。女性に関するものであれば、例えば『テンジャンニョ(味噌女)』(ブランド品で飾る見栄っ張りの女)『キムチニョ(キムチ女)』(男に寄りかかって生きる女)といったもので、そうした理不尽な攻撃に対する反動として、女性たちは『私たちの人生は、こんな風に非難されるべきものなのか』と自身の人生を振り返るようになったんですね。それにより、女性が声を上げるという流れができていったんだと思います。 実際、この小説が出た2015年2016年当時は、女性の生き方について語られことが多くなっていました。女性にまつわる暴力や性暴力の告発が頻繁に起きるようになっていましたし、この作品が書かれた後には、80年代の女性労働の実態についてのドキュメンタリーや報告書が作られたり、これまで声をあげられなかった問題についても声が上がり初めていました。#MeToo運動も活発になっていた時期でもあり、そうした社会の変化があったのかなと思います」

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(2020/10/09)