市村正親「さらに濃く」黒沢明監督舞台2年ぶり再演(日刊スポーツ)

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俳優市村正親(71)が主演を務めるミュージカル「生きる」が9日、東京・日生劇場で開幕した。 【写真】ミュージカル「生きる」で渡辺勘治役を演じる鹿賀丈史 黒沢明監督の映画「生きる」をミュージカル化し、18年の初演から2年ぶりの再演となる。主人公の渡辺勘治が余命わずかと知り苦悩する中で、何か自分に出来ることはないかと人生で初めて「生きる意味」を探し歩みだすというストーリー。市村と鹿賀丈史(69)が初演に引き続きダブルキャストで演じる。 この日、初日を迎えた市村は「ようやく、演劇界も活動できるようになりました。今はそのうれしいに浸っています。ですが油断は禁物。キャスト・スタッフそしてお客様含め全員が、健康に過ごして大千穐楽を迎えられるように、徹底した予防をして乗り切りたいと思います」と気を引き締めた。 「お客様も、マスクをしたままの観劇に、会話は控えて、とご苦労をおかけしますが芝居の中身は2年前よりもさらに濃いものにしてお届けしたいと思いますので、どうか劇場でのひと時を心から楽しんでください。“どんな時でも生き抜く力”を、お客様と共有できますように」と伝えた。 明日、初日を迎える鹿賀は「今は人と会いにくい状況で、思い悩む方もいるでしょう。その中での『生きる』は初演とは一味違い、よりメッセージ性が強くなっています。ミュージカルですがリアリティーのある歌を追及しあえて崩したりもして。皆様の心に訴えかけるものになっていると思います」と今回の意義を説明。 そして「日生劇場には私も20代の頃から通っており、本当に素晴らしい劇場です。今は感染対策など、面倒と思われることもあるかもしれません。『ブラボー!』という声も出せないかもしれません。ただ、生の空間で、我々演者とお客様との心と心はこれ以上ない程一体化しています。これ以上の近づき方はないわけで、観て頂ければお客様もそう思える作品になっていますので。お楽しみに」と話した。 演出は前回に続き、宮本亞門(62)が担当。「今までの人生にない、感動の初日となりました。生きている事、そのものが、どれほど素晴らしい事か、多くの人の心に届いたと思います」と振り返った。 「演出した私が言うのもなんですが、初演より格段に面白くなっています。市村正親さんと鹿賀丈史さんの演技は、奥深く見事! 豪華な生オーケストラの演奏も相まって、楽しく、心

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(2020/10/09)