このままでは日本からノーベル賞受賞者が出なくなる? 資金不足、人材流出、逸材を伸ばせない社会(ABEMA TIMES)

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 病理医で科学・技術政策ウォッチャーの榎木英介氏は「研究費を申請し、ようやくもらえるという状況だ。競争も厳しいので、提出する書類にもものすごいエネルギーがかかる。そもそも採択されるかどうかはそれまでの業績も関係しているので、未知の分野、新しい分野への挑戦はしにくい。そういう事情から資金面で安定せず、研究が“自転車操業”になっている」と話す。  「“千のうち三つ”という言い方があるが、ノーベル賞はまさに0を1にするような研究に与えられる。しかし、ゼロをイチにする過程では多くの無駄が出るし、誰が成功するか分からない。そこに投資できるだけの“ゆとり”が、日本にあるかという問題だ。しかし現状では研究室を維持するため、1を10にするような研究、これまでのデータや蓄積があるような手堅い研究を重ねることしかできず、大胆な挑戦がしにくくなってしまっている。また、ノーベル賞は脳が柔らかい若い頃に始めた研究で受賞している人も多い。その時期に日本の若い研究者たちは教授の“小間使い”のようになってしまい、自分で好きなように研究ができないこともある」。

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(2020/10/09)