東京のコロナ感染下げ止まり 木曜に急上昇も(産経新聞)

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 東京都が新型コロナウイルス感染状況の指標としている7日間平均の感染者数が高い水準で横ばいを続け、下がりきらない傾向にある。9月の4連休の影響は、感染防止対策の広がりなどを背景に現状では「懸念したほどではなかった」(都幹部)とされる。ただ、会食などで感染した人たちが週明けに検査し、結果が集約される木曜日に感染者数は跳ね上がり、施設での集団感染も後を絶たない。社会経済活動が活発になる中で政府の観光支援事業「Go To トラベル」に東京が追加され、予断を許さない状況だ。  9月の4連休(19~22日)後、感染者は一時的に増加した。7日間平均の感染者数でみると、連休明けの9月23日の145・1人から増え始め、9日後の10月2日に約31%増の189・7人でピークを迎えた。その後は減少に転じ、現在は160~170人台で推移する。  都に専門家として助言、提言などを行う立場の国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は8日、最近の感染状況について「すごく増えたわけではなかったので、胸をなでおろしている」と感想を述べた。  都関係者が連休明けの動向に神経をとがらせてきた背景には、過去の急増例がある。7月の4連休(23~26日)の際、7日間平均の感染者数は27日の252・3人から、9日後の8月5日に約37%増の346・3人でピークに達し、12日まで300人台が続いた。  今回は7月に比べて伸びは僅かながら抑えられており、都幹部は「当初の懸念に比べれば、だいぶ持ちこたえた印象だ」と指摘。その要因として「3密(密閉・密集・密接)回避など基本的な感染防止対策が以前に比べ浸透している」と分析する。  ただ、社会経済活動が活発になる中で20~30代の若年層の会食による感染が絶えない上、複数の医療機関や介護施設などで集団感染も相次ぎ、新規感染者数は下がりきらない。とりわけ木曜日に跳ね上がる傾向があり、8日は前日から約100人増の248人。都によると、最近は前週の半ばに会食、飲み会などで感染して症状が出た人が週明けに検査し、その結果が都に報告されるのが木曜日になることが目立つ。  こうした傾向は今後も続くとみられ、今月1日から「Go To トラベル」の対象に東京も追加された。都は8日のモニタリング会議で感染状況に関する警戒度を上から2番目の「感染の再拡大に警戒が必要である

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(2020/10/09)