JR九州の新しい観光列車「36ぷらす3」試乗会 乗り心地は?(MBC南日本放送)
【リンク先抜粋】
JR九州が投入する新しい観光列車「36ぷらす3」、以前、鹿児島と福岡を結んでいた懐かしい特急「つばめ」の車両を改装したもので、来週の運行開始を前に9日、試乗会がありました。
高級感ある黒光りのボディー。大きな金色のエンブレム。JR九州が新たに投入する観光列車「36ぷらす3」です。名前には、世界で36番目に大きい島・九州に、「驚き」「感動」「幸せ」の3つを加えるという思いが込められています。
車両は、特急「つばめ」を改装し、デザインは観光列車「ななつ星」など、JR九州の多くの車両を手掛けてきたデザイナー・水戸岡鋭治さんが担当しました。曜日ごとに5つの異なるルートが設定され、九州7県を周遊します。
9日は、金曜コースの鹿児島中央・宮崎間で試乗会が行われました。
(記者レポート)「こちらは従来4列だった座席を3列にし、JR九州初の畳敷きを採用、ゆったりとしたつくりになっています」
座席はすべてグリーン席の6両編成です。1号車から3号車はすべて個室で、和風の豪華な内装です。3号車には、「ビュッフェ」も。光沢のある銅板を使った内装で、車窓からの風景を眺めながら、九州各県のお酒などを楽しめます。4号車は、「マルチカー」として、共用スペースのほか黒酢の試飲など体験イベントもできるということです。
1号車と6号車の客室は畳敷きで、熊本県産の「い草」を使うなど、九州の特産品をアピールする狙いも。
(記者レポート)「列車の旅の楽しみは何といっても食、地元の食材にこだわった弁当が提供されるプランもあります」
地元の歓迎を受けながら到着したのは、曽於市の大隅大川原駅。50分間停車し、キッチンカーで地元産のジビエを使ったハンバーガーなどで、もてなします。
そして出発からおよそ4時間かけて列車は終点の宮崎駅に到着。「36ぷらす3」は今月16日から運行を始めます。料金は、ランチ付1万2000円からで、すでに1週目の予約はほぼ満席だということです。7月の豪雨災害で熊本県内の一部が不通となっており、当面、金曜から月曜まで4つのコースで運行されます。