阪神西勇輝が真骨頂9勝、8年前ノーノー記念日快投(日刊スポーツ)

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<広島1-9阪神>◇8日◇マツダスタジアム トレードマークのスマイルは絶やさなかった。阪神西勇輝投手(29)が8回12三振1失点で9勝目。阪神移籍後初の2ケタ三振を奪い、エースの真骨頂を見せた。 【写真】ファンの声援に応える西勇輝 立ち上がりから全開。7回まで二塁すら踏ませなかった。「前日負けていたので、何とか連敗しないようにと思いました」。8回に1点を失ったが、すぐに梅野とアイコンタクト。女房役とうなずき合い、笑顔で気持ちを切り替えた。前日まで5試合連続2ケタ安打の相手打線をわずか4安打。広島戦は今季6試合で4勝0敗、防御率2・00。マツダスタジアムではオリックス時代から9試合6勝0敗とまさに無双。広島戦の今季勝ち越しも決まった。 コロナ禍で開幕が約3カ月遅れた今季。大半の選手は遅延期間を「課題を詰めていくプラスの期間」ととらえたが、西勇は違った。「課題、課題って言ったらあんまりよくない」。消極的な考えを排除し、培ってきた技術を伸ばすことに重点を置いてきた。この日も圧倒的な投球を見せながら、時折マウンドで言葉をつぶやいた。修正しながら112球を投げた。 8年前の10月8日、当時オリックスだった西勇はソフトバンク戦でノーヒットノーランを達成した。「覚えています。いい思い出だった」。快投記念日に、スカッとする投球を披露。まだ21歳の青年だった頃から、常に上を目指してきた。 投球イニングは124となり、今季の規定投球回に到達。「もともとの143イニングを目指してやっている。これからどんどんイニングを増やしながら勝ち星も増やして、なおかつリズム良くチームに貢献できたらと思います」。防御率も2・18に下げ、トップの巨人菅野に0・29差とした。3年連続2ケタ勝利にも王手。「残り全部勝てるように必死に頑張っていきたい」。虎には信頼できるエースがいる。【只松憲】 ▼阪神西勇が9勝目を挙げ、2桁勝利に王手をかけた。西勇は昨季も10勝を挙げており、移籍後2年連続2桁勝利が目前だ。2リーグ分立後、阪神移籍1年目から2年以上連続で2桁勝利を挙げた投手は、75、76年の安仁屋宗八(広島から移籍)、76~79年(4年連続)の江本孟紀(南海から移籍)、79~83年(5年連続)の小林繁(巨人から移籍)がいる。西勇が達成すれば4人目だ。

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(2020/10/08)