収賄容疑で鹿大教授逮捕 余罪も捜査 便宜図り現金など受け取った疑い(KKB鹿児島放送)

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 大学に強制捜査が入る異例の事態です。物品の納入に絡み鹿児島大学の教授の男らが逮捕された贈収賄事件で警察は8日に研究室を家宅捜索しました。余罪も含めて捜査を進めています。    収賄の疑いで逮捕されたのは、鹿児島大学共同獣医学部教授の窪田力容疑者(55)、贈賄の疑いで逮捕されたのは動物用医薬品を販売する「松窪動薬資材」の社長・松窪清一郎容疑者(51)と従業員の竹宮紀子容疑者(49)です。    警察によりますと、窪田容疑者は今年1月ごろから先月ごろまでの間、20数回にわたって大学付属の動物病院で使う動物用医薬品などの納入をめぐり、便宜を図った見返りに松窪容疑者らから現金およそ64万円とパソコンなど、あわせて7点を受け取った疑いが持たれています。警察は3人の認否を明らかにしていません。    窪田容疑者は主に畜産関係の研究を行っていて、業者を選んで物品などを発注する権限があったということです。現金は窪田容疑者の研究室で封筒に入れて手渡しされ、1回数万円程度だったとみられています。警察は8日研究室を家宅捜索し、プリンターやバッグなど数点を押収しています。松窪動薬資材からの納入は数年前からあったとみられ警察は余罪を含めて調べを進める方針です。    窪田容疑者を知る牧場の関係者によりますと、最新技術を農業にいかすスマート農業の技術研究に積極的で、搾乳ロボットなど鹿児島県内の農場で進行中の研究は農林水産省の「スマート農業実証プロジェクト」にも採択されています。関係者は「連日早朝から農場で作業を行うなど非常に研究熱心な教授。今月に入って警察の取り調べを受けていて、農場に行けないと本人から連絡があった。逮捕は残念でならない」と話しています。鹿児島大学は「誠に遺憾であり深くお詫び申し上げます。事実関係を確認したうえで厳正な対応をしたい」としています。    鹿児島大学には1件あたり50万円未満の契約は教授が業者を選び、発注する権限があるということです。調査委員会を立ち上げて今回の事案の事実確認を行い再発防止策を検討するとしています。

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(2020/10/08)