米大統領選・副大統領候補者討論会 ペンス氏とハリス氏、大統領候補を手堅く擁護(産経新聞)

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 11月3日実施の米大統領選に向け、西部ユタ州ソルトレークシティーで7日開催された副大統領候補の討論会で、共和党のペンス副大統領(61)と民主党のハリス上院議員(55)はそれぞれの大統領候補の立場を擁護して、副大統領候補としての役割を果たした。一方でトランプ大統領(74)の新型コロナウイルス感染と一時入院で注目を集めた非常時の副大統領の役割への言及は避けた。(ソルトレークシティー 平田雄介)  会場となったユタ大学の講堂に、ペンス氏は黒のスーツに白いシャツに赤色のネクタイ姿、ハリス氏は黒系のパンツスーツという姿でそれぞれ登場した。手堅い討論者であることを印象づける意図がにじむ。  口火を切ったハリス氏はテレビカメラにも目線を向け、視聴者にも話しかけるよう努めた。トランプ氏の新型コロナ対応への批判にペンス氏が反論しようとすると、「私が話しています」と強気に切り返した。  トランプ政権が早ければ今月中に完成すると主張するワクチンについて、ハリス氏は「トランプ氏が推奨しても私は接種しない」と安全性への疑問を提起。ペンス氏は「ワクチンの信頼性を損ねる主張は受け入れられない」と反論した。  新型コロナで打撃を受けた経済に関し、ハリス氏は「トランプ氏の経済政策は国民の上位1%の富裕層や大企業への減税策だ」と述べ、一般国民を置き去りにしていると責めた。民主党のバイデン前副大統領(77)が政権を取れば、トランプ氏の減税策を廃止して得られる税収で、インフラ整備や環境技術を育成し、「国を支える人への投資を行う」と述べた。  ペンス氏は、減税策で一般家庭も恩恵を受けていると反論。トランプ政権発足時の米国は「大恐慌以後で最も経済成長率が低い状態にあった」と述べ、「減税と雇用の創出で高い経済成長を実現した」とトランプ政権の成果を訴えた。  警官の暴行で黒人が死亡する事件が続発していることについて、ハリス氏は「警察や司法の改革が必要だ」と主張。ペンス氏は死亡した黒人に弔意を示す一方、バイデン氏らは警官が人種的少数派への偏見を持っていると信じているとし、「警察で働く人を侮辱している」と批判した。  両氏がともに回答を避けたのが、高齢の大統領候補が執務不能になった場合にその権限を継承することに関する、司会者からの質問だった。副大統領候補として大統領候補を支える立場を踏まえ、回答を控え

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(2020/10/08)