北海コールドで4強 手術から復帰の江口が人生初弾(日刊スポーツ)

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<高校野球秋季北海道大会:北海10-0札幌日大>◇8日◇準々決勝◇札幌円山 北海は札幌日大を10-0の7回コールドで下し、4強が出そろった。 【写真】3回表北海1死三塁、左越え2点本塁打を放つ江口    ◇   ◇   ◇ 10安打10打点と打線爆発の北海がコールド勝ちで準決勝に駒を進めた。火付け役は今大会初ベンチ入りの北海3番江口聡一郎左翼手(2年)だ。1-0の3回1死三塁で真ん中に甘く入ったカーブを強振。左翼の芝生に着弾する人生初の柵越えに「1周がすごく長く感じた。楽しく回れました」と笑顔で振り返った。 新型コロナで休止した部活動が再開した6月、江口は体の異変を感じた。診断された病名は上肢がしびれ、肩や腕に痛みが出る「右胸郭出口症候群」。右手がしびれ、握力が低下。保存療法を選択したが、ひどいときははしが持てず、左手にスプーンを持って食事したこともあった。「来年もある」。そう言い聞かせて7月に手術を選択。甲子園に出る一番の近道と選んだ北海で術後は泣き言一つ言わず、練習を手伝った。「野球の楽しさを再認識した」。戦力になれない期間をムダにしなかった。 リハビリを続ける一方で、「もう全然大丈夫」と回復して迎えた今大会は、14打数6安打4打点と当たっているが「地区で力になれなかった分、恩返ししないと」と満足はしていない。今夏甲子園交流試合出場の帯広農、昨夏甲子園出場の旭川大高、昨秋全道準優勝の札幌日大を破っての4強。江口は「チーム一丸でやってきたからここまでこれた。1つ1つのプレーを大事に次も勝ちたい」。10年ぶりの秋頂点まであと2勝だ。【浅水友輝】 ▽準優勝した14年以来の準決勝進出を決めた北海・平川敦監督(49) 「江口は秋にぎりぎり間に合ってくれた。(4番)宮下(朝陽)とともに存在は大きい」。

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(2020/10/08)