歩行者役の人形乗せ自由に路面移動 自動ブレーキ試験用装置を開発 浜松のエヌエスティ―(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 産業用検査・計測装置のエヌエスティー(浜松市北区)は7日までに、自動車の衝突被害を軽減する自動ブレーキの試験時に、歩行者に見立てた人形を乗せて路面を自由に動かせる装置を国内で初めて開発した。世界的な自動車の安全性能強化の動きに合わせて、より複雑な試験を必要とする自動車業界のニーズに対応する。  装置は縦横が各約90センチ、厚さ約5センチの車輪付きの台座型で、人形や自転車を乗せて使用する。モーターとバッテリーを内蔵し、無線式コントローラーで遠隔操縦する。最高速度は時速20キロ。  同社は2015年から、2本のロープの上に乗せた台座をモーターでスライドさせる固定式の試験装置を販売中。同装置では車の前方に歩行者がいる想定でのブレーキテストしかできなかった。新開発の装置は、車に並走したり急接近したりと無軌道で移動できるため、現実の交通環境に近い状況のシミュレーションに役立つ。  自動車関連メーカーや検査機関向けに来年1月から販売予定。  衝突被害軽減の自動ブレーキは自動車メーカー各社が幅広い車種で採用を進めている。国内では2021年11月から新型車への搭載が義務化される。

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(2020/10/08)