LG電子の営業益が23%増 7~9月期で過去最高(聯合ニュース)
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【ソウル聯合ニュース】韓国のLG電子が8日発表した7~9月期の連結決算(速報値)によると、本業のもうけを示す営業利益は9590億ウォン(約880億円)で前年同期比22.7%増加した。
市場の予想(8000億ウォン台)を上回り、4~6月期の営業利益(4954億ウォン)の2倍近い業績となった。
売上高は前年同期比7.8%増の16兆9196億ウォンだった。
同社によると、売上高と営業利益はどちらも家電市場の非需要期とされる7~9月期として過去最高を記録した。
今回の業績改善は、米国など各国で新型コロナウイルス対策の補助金が給付されたことによる繰り越し需要が爆発し、「ステイホーム」需要で生活家電、テレビの販売が増加したためだ。
なかでも利益貢献度が高い有機EL(OLED)、ナノセル(高精細液晶)などプレミアムテレビのほか、韓国内ではホームクリーニング機、乾燥機、食器洗い機などのプレミアム家電部門で高い売り上げを記録し、業績をけん引した。
新型コロナウイルスによるオンライン(非対面)販売の増加でマーケティング費用が減少したことも、業績改善に影響を及ぼしたと分析される。
部門別の業績は公開されていないが、生活家電部門が7~9月期として最高の業績を上げたことで、年間で2兆ウォン以上の営業利益を上げると予想される。同部門の営業利益率は1~3月期から3四半期連続で2桁台を記録している。
家電の収益を食いつぶしていたスマートフォン部門、自動車電装部門も7~9月期には赤字幅を大幅に縮めたとみられる。
証券業界では、10~12月期の同社の収益は7~9月期に比べ減少するが、前年同期(1018億ウォン)よりは増加すると予想している。
KB証券は、LG電子の10~12月期の営業利益を当初の推定値である4471億ウォンから5516億ウォンに上方修正し、下半期には上半期を超える業績が期待できるとの見通しを示した。