日本ハム大田「3番」でV弾 中田欠く打線をけん引(日刊スポーツ)

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<日本ハム5-3楽天>◇6日◇札幌ドーム 日本ハム大田泰示外野手(30)がチームの連敗を3で止めた。今季初めて3番打者として起用された楽天19回戦(札幌ドーム)の5回、決勝の逆転11号3ランを放った。不振と休養のため、今季初の欠場となった中田翔内野手(31)がいない打線の中で、頼もしく躍動。この日が球団通算1万1試合目となった新たなスタートを、チーム屈指の熱血漢の1発で飾った。 【写真】逆転となる左越え3点本塁打を放つ大田   ◇   ◇   ◇ 大田は、いろいろな思いを打球に乗せた。1点を追う5回1死二、三塁の場面。「真っすぐから打ちにいって、甘いスライダーをしっかり拾うことができて良かった」。狙いは楽天則本昂の直球も、変化球の失投を逃さなかった。初回の第1打席に打ち損じたスライダーを、軌道を見ていた分だけ、しっかりと対応できた。「あそこまで、飛ぶとは思わなかった」と驚いたが、初心に帰っていたからこそ、打球にも不思議なパワーが宿った。 試合前練習が始まる前。球団通算1万試合までの軌跡をまとめた映像を目に焼き付けた。「先輩たちが頑張ってくれて人気球団になり、優勝したり。いろんな歴史があって、今の僕たちがある」。あらためて感謝の気持ちを持ち、先人の思いも受け継ぐと心に誓って臨んだ。「いいものを残していくためには、やはり中途半端なことをしていてはダメ」との思いも、フルスイングに乗り移った。 目の前にいる先輩のためにも、打ちたかった。この日は中田が今季初めて欠場した。今季のチームを引っ張ってきた大黒柱が不振にあえぐ姿に、思うところがあった。「中田さんも最近、苦しんでいる。中田さんも最近、苦しんでいる。そういう時に全員がカバーできるように。誰かが調子が悪くなったら、誰かがカバーする。それが打線だと思っている」。今季初めて3番に入っても、意識するのはチームのために打つことだけだった。 しっかりと主砲の不在をカバーし「中田さんは今日しっかり、リフレッシュしてもらって。中田さんは打線の軸なので、また一緒に頑張っていきたいです」。頼もしく語った大田の姿に、栗山監督も「タイシ(大田)の成長、前進を感じた」と目を細めた。チームは福岡で3連敗を喫し、この日も前半でミスから一時逆転を許した。垂れ込めていた嫌な空気を全て一掃。「明日も、絶対に勝ちます」。大田は力強く、前を向いた

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(2020/10/06)