寿都町と神恵内村“核のごみ”調査応募表明へ 動揺する住民も 北海道(HBCニュース)

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 いわゆる“核のごみ”の最終処分場選定に向けた調査について、後志の寿都町と神恵内村が、応募の表明へ秒読み段階に入っています。一方で、反対する住民の動きも強まっています。  5日、寿都町で開かれた地元の産業団体と片岡町長の意見交換会。町長は8日にも、調査の応募を表明する考えで、住民の声を聞くのはこれが最後の機会です。  「私が賛成で、妻が反対。今の子どもを守るのが優先だなと私は思っています」「説明は聞くたびに恐怖しかありませんよ」(住民)  反対派の住民団体は、住民投票の実施を求めて署名活動を実施。6日時点で100人ほどの署名が集まったといい、住民投票を行う条例制定を求めるために必要な数を上回っています。しかし、5日、住民投票について問われた片岡町長は…。  「住民投票を行うことが一番だと思うんですけど、いかがですか?」(住民)  「そこまで私はやる必要はないというふうに考えております。(“核のごみ”を)持って来る持って来ないの議論はまだまだ先の話」(片岡春雄町長)  住民投票を実施すべきかどうか、町民の意見もさまざまです。  「民意を反映するような住民投票をしてほしい」「内容がわかっていて住民投票するのはいいけど、よく理解しないで住民投票というのはこれまた問題です」(住民)  一方、寿都町と同様に応募に前向きな神恵内村でも反対の動きがありました。  「住民も十分な知識を深めたのちに、大きな決断していただくことを要望します」(岩内町で旅行会社経営・目黒沙弥さん)  6日午後、神恵内村の高橋村長のもとを訪れたのは、岩内町で旅行会社を経営する女性です。8日予定されている臨時議会の延期と、岩内町など周辺住民への説明会を求めました。  「こんなに大事なことを、こんなに早く決めていいのかというところを伝えたかった」(岩内町で旅行会社経営・目黒沙弥さん)  神恵内村の議会が、8日応募を求める請願を採択すれば、高橋村長は、この日にも応募を表明するとみられます。こうした動きを受け、鈴木知事は、7日、高橋村長と直接会談し、「核のごみ」を「受け入れ難い」とする条例の順守を求める考えです。しかし、条例に拘束力はなく、後志の2つのマチの判断が、国の“核のごみ”の処分事業に大きな影響を与えそうです。

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(2020/10/06)