国史跡の古墳内部をVR映像に 岡山県古代吉備文化財センターと高校生が撮影(山陽新聞デジタル)

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 こうもり塚古墳は6世紀後半(古墳時代後期)に築かれた全長約100メートルの前方後円墳。巨石を積み重ねた横穴式石室(全長19・4メートル)は全国第4位の規模を誇り、奈良県の石舞台古墳(同19・1メートル)に匹敵する。普段は公開しておらず、吉備の大首長の墓とされる史跡を地域資源として活用しようと、同センターが協力を呼び掛けた。  この日は、同高情報技術科の3年生3人が現地を訪問。センター職員と石室内に入り、全方位を記録できる特殊なカメラで撮影した。暗い石室内をライトで照らしながら、家形石棺が安置された状況などを映像に収めていた。参加した小林那緒さん(18)は「1500年も前に造られたとは思えない巨大さを映像で表現できれば」と意気込んでいた。  今後も撮影を続け、本年度内の完成を目指す。VR映像は同センターに体験コーナーを設けるほか、学校の出前講座などで活用していく。同センターの高田恭一郎調査第一課長は「VRなら石室の雰囲気を気軽に感じてもらえる。最新の技術を通じて、郷土の歴史遺産を知ってもらいたい」と話していた。

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(2020/10/06)