ゆうちょ銀、ミヂカで新たな被害が発覚 カードを勝手に発行し、ネット通販で悪用(産経新聞)

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 ゆうちょ銀行が発行するデビット・プリペイドカード「mijica(ミヂカ)」が悪用され、貯金が不正に引き出された問題で、同行は6日、3件で約16万円の新たな被害が発生した可能性があると発表した。貯金口座の持ち主が知らない間にカードが不正に作成され、インターネット通販での支払いに使われていた。新たな不正は9月に不正引き出しが公表された後に行われたという。  田中隆幸常務執行役は「このような事態を招いたことを会員の方に深くおわび申し上げます」と陳謝した。  ゆうちょ銀行によると、貯金口座の番号、持ち主の氏名、生年月日、4桁の暗証番号を不正に取得した第三者が勝手にミヂカに会員登録し、カードを作成。3件のうち2件では、発行されたカードが口座の持ち主に届くまでの約1週間の間に、ネット通販での決済があった。同行は口座の持ち主に連絡をとり、被害の確認を急いでいる。  被害が起きたネット通販のサイトでは、デビットカードなどによる支払いを行う際、発行されたカードに示されている16桁のカード番号と、カードの有効期限が必要だった。このため実際にカードを受け取らない状態では、支払いを行うことは難しいはずだった。  しかしミヂカの会員サイトでは、有効期限とカード番号の下4桁を確認することができるため、不正に会員登録した第三者がこれらの情報を入手することが可能だった。またカード番号の上8桁はすべて共通であるため、9桁目から12桁の4桁を総当たりすれば、カード番号がわかるようになっていた。  ゆうちょ銀は9月、ミヂカの会員54人の貯金口座から計332万2千円が不正に引き出されたと発表。9月下旬以降に発行申込のあったカードを調査し、今回の被害が発覚した。1422人分の会員情報への不正アクセスを確認し、10月3日にミヂカのサイトを閉鎖するまで、カード発行の申し込みが可能だった。

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(2020/10/06)