職場追われ自暴自棄か ヤマト運輸集配所男女殺傷事件(産経新聞)

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 「人を刺したり散々なことをした。解雇されて腹が立った」。神戸市北区のヤマト運輸の集配所に刃物を持った男が押し入り、従業員の男女2人が死傷した事件。公務執行妨害容疑で逮捕された元パート従業員、筧(かけい)真一容疑者(46)は2人の殺傷について関与を認める供述を始めた。自暴自棄の末の凶行なのか、敷地内では車を暴走させ、車両に次々と衝突しながら従業員を追い回したという。まだ夜も明けきらない山間の集配所で、何が起きたのか。  兵庫県警によると、事件の始まりは6日午前4時前後のこと。同社の集配所「神戸北鈴蘭台センター」に侵入した男は、北側駐車場で、パート従業員の広野真由美さん(47)を刃物で襲った。死亡した広野さんの腹部には、包丁のような刃物が刺さったままだった。  「仕事中に悲鳴が聞こえ男が包丁を向けてきた」  110番通報した男性従業員(60)は県警にこう説明した。男とは倉庫付近でもみ合いに。男性は手の甲を切られたが、男は所持していたもう1本の包丁をその場に落とした。男性がすかさず拾い上げると、その間に男は付近の車に乗り込み、駐車車両などに次々とぶつかりながら、男性に車体を向けた。「車に乗って追いかけてきたので、走り回って逃げた」  暴走車両は、敷地北西の出入り口付近で走行不能となり停車。男は自家用とみられる軽乗用車に乗り換え、敷地外に逃走した。  逮捕された筧容疑者は集配所の北西約100メートルの路上で、通報を受け現場に急行していたパトカーとすれ違うや、突如Uターンして追突、その場で現行犯逮捕された。「どうせ逮捕される。パトカーと分かってぶつかった」と供述した。

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(2020/10/06)