コロナ予防対策が効果発揮 多くの感染症が激減 手足口病は例年の97%減 夏風邪の代表格「ヘルパンギーナ」は98%減(KHB東日本放送)

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例年なら子どもの間で流行する手足口病や夏風邪など多くの感染症が、宮城県内で今年、激減したことが分かりました。 専門家はマスクの着用や手洗いといった新型コロナウイルスへの予防策が、他の多くの感染症に効果を発揮していると分析しています。 指定された医療機関が保健所に報告した患者数のうち、感染対策が広がった4月以降から9月末までの半年間について、KHBが独自に集計しました。 その結果、過去5年の平均で、県内で半年間に500人以上の患者が報告されていた10の感染症のうち9つで患者が激減していることが分かりました。 東北大学・小坂健教授「マスクをすることによる飛沫感染防止、手洗いをしっかりしてもらうといったことで、防げるウイルス性の感染症も多いですから、そういったものが新型コロナ対策をしていることによって感染症が減っているということになると思います」 厚労省クラスター対策班のメンバーで、東北大学の小坂健教授によりますと、口から出た飛沫や手に付着したウイルスから感染する仕方は新型コロナウイルスと似ていて、基本的な予防策も共通していると言います。 特徴的なのは、子どもたちの間で流行する感染症の激減で、手足口病は例年の97%減少、夏風邪の代表格「ヘルパンギーナ」は98%減少です。 東北大学・小坂健教授「かなり劇的に減っている印象ですよね。小学校、保育園、幼稚園などでの対策がきちんとされていることの証しだろうと思っています」 感染性胃腸炎も例年に比べ、79%減と激減していて、例年はこの半年間に、学校や介護施設で数十件の集団感染が起きていますが、今年は4月以降、1件も起きていません。 インフルエンザは少ない時期の集計ですが、例年は2200人余りのところ、今年は25人と99%の減少となっています。 東北大学・小坂健教授「流行は11月12月の様子を見ていないと分からないということがあります。ただ、新型コロナウイルスが言われて、今年の2月、3月もインフルエンザの流行は収まっています」 小坂教授によりますと、新型コロナ対策を続けていくことで、インフルエンザの流行も抑えられる可能性がありますが、冬場を迎えるにあたって、体調不良を感じたら無理して職場や学校に行かず、ゆっくり休めるような環境作りも感染を広げないために重要と指摘しています。

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(2020/10/06)