退院の時間にも狙いが 全ては選挙戦への“焦り”か(テレビ朝日系(ANN))
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トランプ大統領(74)は早速、マスクを外す姿を見せました。入院期間はたった4日間、本当に大丈夫なのでしょうか。また、そこまで退院を急いだ理由は何だったのでしょうか。
病を得ても“トランプ節”は健在です。
アメリカ、トランプ大統領:「我々は仕事に戻る。私のようなリーダーはいないだろう」
5日午後6時半ごろ、病院を後にしたトランプ大統領。ホワイトハウスに着き、バルコニーに出てマスクを外しました。治療はホワイトハウスで続けられ、24時間体制で医療チームが経過観察を行います。その後、ホワイトハウスからこんな動画を送りました。
トランプ大統領:「ウイルスはやっつけられる。我々には最高の医療設備、最高の薬がある」
ただ、医師団は容体について懸念を示しています。
治療を担当するコンリー医師:「彼はまだ、完全に危機を脱したわけではない」
感染は拡大し続けています。記者に毅然(きぜん)と答えるマケナニー報道官。彼女も陽性が明らかになりました。普段はマスクをしていますが、会見ではマスクを外して臨んでいました。
現地メディアが指摘する“ホワイトハウスクラスター”。収束する気配もないなかでの退院です。その裏には大統領選への焦りが見られます。退院する直前までに18回もツイートをし、“投票しろ”と病院から呼び掛けました。専門家は退院した“時間”にも狙いがあるといいます。
早稲田大学・中林美恵子教授:「多くのネットワーク、特に3大ネットワークが全国版のニュースを流す時間帯なんです。アメリカ中に自分の復活の姿を見せつける最高の時間帯(現地時間・午後6半~)」
選挙戦はすでに本格化しています。有権者が最も多いカリフォルニア州では期日前投票が本格化しています。バイデン候補との支持率は感染を機に広がりつつあります。対するバイデン候補、感染を警戒する一コマがありました。発言を遮ったのはジル夫人です。記者とソーシャルディスタンスを取るよう促しました。バイデン候補はNBCニュースでトランプ氏への批判のトーンを上げました。
民主党、バイデン候補:「『マスクは不要、ソーシャルディスタンスは不要』と言ってウイルスに感染した場合、それはその人の責任だ」
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