豪印、日米との関係深化に期待 中国警戒「同じ志のパートナー」(産経新聞)

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 6日開催の日本と米国、オーストラリア、インドの外相会合に出席した4カ国のうち、豪州とインドは今年に入って中国への警戒感を急速に高めている。菅義偉(すが・よしひで)政権下でも日米との連携をより進化させ、会談の定例化などを通じ、戦略的に機能させたい考えだ。  豪州のペイン外相は会合前の声明で、「国益を促進し、志を同じくするパートナーとの関係を深める機会だ」と、4カ国会合の重要性を強調した。  ペイン氏が念頭に置くのは中国だ。豪州は新型コロナウイルスの発生源をめぐって国際調査を要求したことをきっかけに中国との関係が悪化。中国は豪州産牛肉の一部輸入禁止といった報復措置を打ち出し、2国間関係は冷え込んでいる。  インドでは北部カシミール地方で5月からインド軍と中国軍の対峙(たいじ)が続いており、6月には両軍の衝突でインド軍20人が死亡した。ジャイシャンカル外相は6日、中国の拡張主義的な行動を念頭に「(会合は)ルールに基づく国際秩序の維持に尽くすものだ」とツイートした。  豪印は経済的影響を考慮して中国との決定的対立を避けたい考えだったが、中国の圧力に対抗するため2国間の連携強化にもかじを切った。6月の豪印首脳会談では両軍が燃料補給などで協力する相互後方支援協定を締結し、日米との連携強化でも一致。豪紙オーストラリアンは4カ国の結びつきが「より包括的で戦略的な連携に変わる」ことに期待を寄せている。(森浩)

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(2020/10/06)