「越北者なのにどうしろと?」 銃殺公務員の息子の手紙をからかう韓国ネット(朝鮮日報日本語版)

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 先月、韓国の公務員が西海(黄海)海上で行方不明になり、北朝鮮側の海域で北朝鮮軍によって射殺され遺体を損壊された事件に関連し、この公務員の息子の手紙が公開されたが、一部のネットユーザーたちはこの手紙に対しても「越北者なのに何だというのか」とからかうような反応を見せている。  射殺された公務員男性の兄、イ・レジンさんは、公務員男性の息子が文在寅(ムン・ジェイン)大統領に宛てて書いた自筆の手紙を5日に公開した。男性の息子は高校2年で、自身を「北朝鮮軍に悔しい形で射殺された公務員の息子」と紹介した上で「(父は)いつも通り電話してきて、弟には『数日後に家に帰る』とビデオ通話で話していた」と書いた。また、父親について「水泳を専門的に習ったことはない」として「39キロの距離を、それも潮の流れに逆らって泳いだというのが、本当にあり得ると考えているのか尋ねたい」と問いかけた。公務員男性が越北(北朝鮮側への越境)したという政府の主張に反論したわけだ。男性の息子はまた、父親について「大韓民国の公務員であり、保護されるべき大韓民国の国民だった」と書いた。さらに「遺体すら見つけられないという今の状況を誰がつくり、父が残忍に殺されたときにこの国は何をしていたのか、なぜ父を守れなかったのか聞きたい」と問いかけた。  この手紙は本紙の報道によって公開されたが、一部のネットユーザーたちは依然として公務員男性と遺族をからかうコメントを書き込んでいる。あるポータルサイトの関連報道には「麦わら帽子のお兄さんは死んだ弟のことで政治をしないで引っ込め」「越北者を称賛しろとでもいうのか」「越北者のことで英雄遊びをしようとしている」などのコメントが相次いだ。これに対し「自分の弟が死んでもそんなことが言えるのか」「犬畜生のように銃殺して遺体を燃やした北朝鮮の犯行が、善行だというのか」などの反応も見られたが、全体的には公務員男性をからかい、非難するコメントに多数の「推薦(そう思う)」がついた。「賭博もして借金も負い、離婚して大変なときにはどこかに行っていたのに、越北して死んだとたんに色んな人が出てきて一言ずついうのか」というコメントには6日午前10時30分現在で「推薦」が約3200件、「非推薦(そう思わない)」が約600件付いた。  こうしたネットユーザーたちの「越北レッテル」に対し、イ・レジンさんら遺族は深

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(2020/10/06)