漫画「Dr.STONE」に登場 相良油田に「聖地巡礼」続々 静岡・牧之原市「好機」(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 週刊少年ジャンプで連載中の漫画「Dr. STONE(ドクターストーン)」に登場する牧之原市菅ケ谷の相良油田の里公園が、ファンが訪れる“聖地巡礼”でにぎわっている。地元でも知名度が高いとは言えない、日本の太平洋側で唯一のかつての産油地域。関係者はこの機に魅力の発信に力を入れ、にぎわい創出を目指している。  相良油田で採油が始まったのは1873(明治6)年。最盛期には公園周辺に油井が約240坑あり、全国の産出量の約1割を占めた。相良の一大産業として栄えたが、原油の埋蔵量が少なかったことなどから戦後に衰退し、1955(昭和30)年に全ての井戸が廃坑になった。  稲垣理一郎さんが原作のドクターストーンは、自然や人類が石化した世界で、少年が科学の力で文明をつくり上げていく物語。相良油田は連載を収録した単行本10~11巻にかけ、船のエンジンの燃料として必要となった石油を探す場面で実名で登場する。  公園には、漫画にも登場する油井の上に建てられた小屋などが当時と同じ大きさで復元されている。敷地内にある相良油田資料館によると、連載で登場した2019年1月ごろから、東京など大都市圏をはじめ全国各地から若者や家族連れらが訪れているという。山崎治館長(67)は「良質な原油が出た世界的にも珍しい油田。漫画をきっかけに多くの人に来てほしい」と期待する。  行政も漫画を切り口としたPRに乗り出した。牧之原市は8月、漫画での登場シーンをまとめた特設コーナーを資料館内に設けた。市のホームページや会員制交流サイト(SNS)でも関連情報を発信し、今後も広報誌を活用するなどして周知を図る。市観光課の担当者は「名前は知っていても行ったことのない市民も多い。コロナ禍の今だからこそ、近場の話題の場所に足を運んでみて」と呼び掛ける。

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(2020/10/05)