映画好き男性が映画館をゲストハウスに変身(静岡県)(静岡放送(SBS))

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 映画館だった建物をリノベーションしたゲストハウスが御殿場市にオープンしました。地域に長年愛されたスクリーンがあった証を残したい。映画好きの男性が立ち上がりました。 <勝呂恒介さん>「このドアはもともと映画館だったところです。ここを開けるとかつては劇場だった」  御殿場市に9月末オープンした「マンテンゲストハウス」です。ここ、もともとは映画館でした。 <勝呂恒介さん>「ここから先が客席だったので、傾斜がついている」 <記者>「椅子がついていた跡が残っているんですね」 <勝呂恒介さん>「なるべく残しながらいい感じにしたいと思って」  映画館は60年以上前に開業し、御殿場市民に親しまれてきましたが、今から8年前に惜しまれつつ閉館。その後、音楽スタジオなどとして使われましたが、1年ほど前に空き物件になることが決まりました。 <勝呂恒介さん>「かつてこの辺は映画館がいっぱいあった。そもそも『劇場通り』って呼ばれていて、映画館がいっぱいあったけど、ここを残したい。そもそも映画が好きなので」  そこで勝呂さんが考えたのが、映画館の一部をゲストハウスに改築すること。自己資金などのほか、クラウドファンディングで約130万円を募り、工事費用に充てました。 <勝呂恒介さん>「(業者の方は一緒にやらないんですか?)空調屋さんと水道屋さんは来ましたけど、だいたい自分でやっている」  工事のほとんどは、業者に頼まず勝呂さんと友人らで行いました。 <勝呂恒介さん>「5月中くらいになんとかなるかなと思っていたんですが、建物が昔のものということもあって、ずいぶん時間がかかりました」  さらに新型コロナの影響で部材が届かず作業が遅れがちになりましたが、ようやく完成しました。 <勝呂恒介さん>「このあたりがキッチン。いろいろなものを組み合わせて作りました」  ゲストハウスには勝呂さんのこだわりが詰まっています。建物の一角には映画館も残しました。 <勝呂恒介さん>「少しずつ直していって何らかの形で使えるようにしたい」  ゲストハウスへと姿を変えた映画館。しかし、市民を魅了した文化の香りはいまもこの建物に残り続けているはずです。

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(2020/10/05)