技術者たちの“本気”が物質化された新型レヴォーグ──今、男が買うべき「カッコいいクルマ」を考える 第1回(GQ JAPAN)

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今年11月26日に発売されるこのステーションワゴンは、走行性能についてはすこぶる評判が良いものの、デザインは今ひとつ評判がよろしくない。「眼が小すぎて、しかも離れていので、とてつもなく醜い」というのが主な意見だろうか。 まぁ「とてつもなく醜い」とまでは言われてないかもしれないが、もしもカッコ悪いか否かについて国民投票で問うならば、6:4か7:3で「カッコ悪い(特に眼が)」が優勢となるだろう。 だが、眼が小さくて離れているからなんだというのだ? たしかに新型レヴォーグの眼のあたりは、スバルびいきの筆者から見ても「いかがなものか? 」と思うデザインではある。どうしても美しいか醜いかの二択で答えを出さなければならないとしたら、遺憾ながら「醜い」に1票を投じるだろう。 だが美醜ではなく「カッコいいか否か」についての投票を実施するのであれば、筆者は間違いなく「カッコいい」に丸を付ける。 新型スバル レヴォーグのカッコ良さとは何か? それは「男たちの“本気”が物質化されたものである」ということだ。 「男たち」とは、旧軍に戦闘機等を供給していたヒコーキ屋すなわち中島飛行機株式会社を源流とするSUBARUの、言ってはなんだが「おしゃれ」とか「都会人の洒脱」みたいなものとはほぼ無縁の、群馬の技術者たち。 そんな男たちが寝食を忘れ──かどうかは知らないが、とにかく「300万円台のクルマだが、その軽く2倍近くはする値段の欧州製ステーションワゴンに引けを取らない、いやむしろ凌駕する純国産機を作るぞ!」と固く誓い、実際にそれをやってのけた──というのが新型スバル レヴォーグなのだ。 2016年10月発売の5代目インプレッサで初採用され、怒涛の高評価を得たSGP(スバルグローバルプラットフォーム)は、今回のレヴォーグで「フルインナーフレーム構造」へとさらに進化。おしゃれなGQ ONLINEなので機械油っぽい話は極力簡単に済ませるが、要するにこれは骨格とパネルを溶接する際の手順を抜本的に変えることで、これまでにない超高剛性なフレームおよびボディを作り上げるという新技術だ。 そしてSTI Sportという上位グレードでは、スバル初の電子制御ダンパーを採用。これまた油っぽい話はなるべく割愛するが、この電子制御サスは毎秒2000回の演算速度を持つCPUを使用し、各輪500回/秒の頻

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(2020/10/04)