クロエがパリコレで描いた、未来に希望を抱くパリジェンヌ。(VOGUE JAPAN)

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ナターシャ・ラムゼイ=レヴィは、パレ・ド・トーキョーの中庭でクロエ(CHLOE)のショーを開いた。巨大な3つのスクリーンでは、モデルたちがパリの街からランウェイへと歩いて向かうライブ映像が配信されている。和やかに会話していたり、セーヌ川を背景にセルフィーを撮影していたり、モデルたちは飾らない自然体な姿。そんなスクリーンの向こう側から現実世界につながる、ありそうでなかった演出でショーは幕明けた。 コレクションのテーマは、「A SEASON IN HOPE」。その名にふさわしく、ベビーピンクやアイスブルー、ラベンダー、エクリュのなど、穏やかな気持ちを目覚めさせるようなパウダリーなカラーの装いが次々と会場を彩っていく。「家の中にこもり、外ではマスクを身につけ、社会的距離を保ちながら1年間過ごしたあと、女性たちはどんな服を着たくなるだろう?」。レヴィが自問自答を繰り返した結果辿り着いたのが、これらのフェミニンで洗練された色、リラックスしたシルエット、そして少しの反骨精神だ。 今回のインスピレーションの一つとして注目したのは、修道女でもあったアメリカ人のアーティスト、コリータ・ケントの作品。女性ならではの視点で世情をシルクスクリーンに映す彼女の「HOPE」や「I CAN HANDLE IT」といった力強いスローガンを、鮮やかな色彩とともに視覚視のように服に組み込んだ。

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(2020/10/04)