ケンゾー、パリコレのテーマは“養蜂家の装い”。(VOGUE JAPAN)

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今回のコレクションの出発点に一枚の養蜂家の写真を選んだバティスタ。ミツバチと養蜂家の関係に、私たちが今日迫られている危うさと一定に保つ距離を重ねたという。自分のみならず他者、大きくいえば世界を守るためのプロテクション。ただ、そこに込めたのは、不安や恐怖だけではない楽観的な考えだ。まさにメッセージは、「現実的な楽観主義者であれ」。現実に真正面から向きあいながらも、強い意志をもって前に進む女性像を作り上げた。 また、多用されたポピーやオルテンシアスのプリントは、メゾンのアーカイブから掘り起こしたもの。「世界が泣いているから」という理由に、デジタル技術によって涙が滲むようにぼかしたという。哀愁を放ちながらもかえってロマンチックな風情に。繊細さと大胆さ、恐怖と楽観、保護と露出、日常と非日常、とさまざまな相反するものがコレクションには集約されているようだ。 「Be caring, Be brave, Bee a Tiger(思いやりをもち、勇敢に行動を。トラになれ)」。ショーノートはユーモアをちょっぴり含んだ一節で締めくくられていた。

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(2020/10/04)