未だ“謎多き”新オーナー、ドリルトン・キャピタルをウイリアムズの代表代行が擁護「彼らは隠れているわけではない」(motorsport.com 日本版)
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アメリカ・ニューヨークに拠点を置く投資ファンド、ドリルトン・キャピタルは8月、ウイリアムズF1チームを完全買収。同チームの新オーナーとなった。この買収劇に続き、チームの創始者であるフランク・ウイリアムズの一家はイタリアGPを最後に身を引くことを決めたため、トスカーナGP以降は、チームのマネージングディレクターを務めていたサイモン・ロバーツが代表代行として働いている。
【写真】代表代行としてウイリアムズの指揮を執るサイモン・ロバーツ
ドリルトン・キャピタルの面々はチームメンバーと顔合わせをするためにムジェロを訪れたが、公の場に姿を現してインタビューに応じる……といったことはチーム買収後一度もない。
「(ドリルトン・キャピタルの会長である)マシュー・サベージがムジェロに来て、チームに加わった」とロバーツは語った。
「彼は他の役員と、シニアチーフも連れてきたんだ。彼らはインタビューに応じなかったが、あれが彼らのF1初進出だったし、今後も彼らの姿を見ることができると思っている。彼らは隠れているわけではない」
ドリルトン・キャピタルのウイリアムズ買収は、同チームがF1のテールエンダーとなり、史上最低クラスの成績に落ち込んでいる時期に行なわれた。新オーナーとなったドリルトン・キャピタルにとって、まずはF1サーカス、そして日々のチーム運営に慣れることが最優先課題となっていくだろうが、ロバーツは彼らから説明された初期のビジョンに自信を持っているという。
「彼らは今、このビジネスについてできる限りのことを理解しようとしている」
「彼らは非常に親切かつ聡明で、仕事がしやすい。彼らと仕事ができるのは素晴らしいことだ」
「彼らは、自分たちにできることなら何でも手を貸してくれる。彼らがムジェロにいてくれたのは素晴らしいことだ。私たちは予算を設定し、投資計画を検討し、何を最初にすべきかを明らかにしようとしているんだ」
「我々は失敗を犯したくはないが、長期的に見てパフォーマンスを向上させることに重きを置いている」
「即効性のある解決策はない。我々は長い目で見ているし、ドリルトンもそうだ」
ロバーツは現在、あくまで代表代行という立場となっている。彼は正式にチーム代表としてドリルトンと仕事をすることに意欲を示しているが、それについてまだ話し合っていないと語った。
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