【朝鮮日報コラム】傍若無人な中国のオーストラリアたたき(朝鮮日報日本語版)

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 中国の真意は何なのか、中国がどこまでオーストラリアを追い詰めるつもりなのか、大いに気になる。オーストラリアの記者たちが先月末、中国への抗議の意思を込めてオーストラリア産和牛の焼き肉とオーストラリアの大麦入りサラダ、オーストラリア産ワインからなるメニューを準備し、王晰寧・駐オーストラリア中国副大使をもてなした。このような場合、仮にも外交官なら遠まわしにコメントすると思うのだが、王晰寧氏は演壇でオーストラリアの「罪状」を批判した。王晰寧氏は「オーストラリア政府は新型コロナの起源の調査を国際社会に提案する前に、まず中国政府に問い合わせるべきだった。最低限の礼儀もない」と述べた。王晰寧氏はオーストラリアに対する中国の感情を「ブルータス、お前もか」というフレーズで表現した。中国をカエサルに、オーストラリアをカエサル暗殺の首謀者だったとされるブルータスに例えたのだ。有無を言わさぬ朝貢国扱いだ。  これは我々にとって見慣れぬ光景ではない。中国は、終末高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備が確定した2016年7月以降、THAAD運営の主体である米国ではなく韓国だけをたたきまくった。THAADの敷地を提供するロッテは、中国で工事中断と営業停止という形で集中砲火を浴びたし、中国の団体観光客の訪韓が途絶えて明洞の街がガラガラになるという状況が何度も起きた。スタンフォード大学フーバー研究所は、小国である韓国が大国である中国に逆らってはならないという「漢民族至上主義」がTHAAD報復に表れたと分析した。その後、韓国は軍事主権を譲る「三不合意」によってバタバタと中国と妥協した。この合意のせいで、韓国は老朽化したTHAADの部品を交換する際、いちいち事前に中国の了解を得なければならない。

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(2020/10/04)