『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』のん、声優抜てきの秘話とは?片渕須直監督が読者の疑問に次々回答!(MOVIE WALKER PRESS)

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第二次大戦下の広島を舞台に、呉へとお嫁にやってきたすずが懸命に生きていく姿をユーモラスかつリアリスティックにつづり、国内外で大きな反響を呼んだ『この世界の片隅に』に、250カットを超える新たなエピソードを加えた『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』のBlu-ray&DVDが発売中だ。 【写真を見る】国内外でファンを増やし続けている『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』 徹底した時代考証に基づいた片渕須直監督の緻密な演出はもちろん、主人公すずを演じたのんの演技も大きな話題を呼んだ本作。MOVIE WALKER PRESSでは、ユーザーから質問を募り、片渕監督ご本人に答えてもらう“AMA”(=Ask Me Anythingの略。ネットスラング風に言うと「片渕須直だけど、何か質問ある?」といった意味)を実施。 前編では、作品作りの原動力や次回作の構想などを直撃したが、今回お届けする後編では、のん抜てきの秘密や、コトリンゴの音楽について大いに語ってもらった。 ■「主人公すずの素朴でひたむきな声がこの作品と大変マッチし、さらに感情を揺さぶられたように思います。女優としての印象が強いのんさんを、なぜ主人公の声優に採用したのかお伺いしたいです」(20代・女性) 「すずさんには、ふわり、のんびりとしている感じがあって。それはのんちゃんのなかにもあるものなのではないかと思いました。(本作のキャスティング前に)実はうちの妻であり本作の監督補である浦谷千恵がダイビングを習っていまして、そこの先生が(NHK連続テレビ小説)『あまちゃん』のインストラクターでもあったんです。その方から『岩手の水中撮影も終わったので、久慈の街を案内しますよ』とお誘いいただいて、僕も一緒に岩手に行ったことがあって。その時にいろいろ撮影中の話を聞きました。 久慈はスナックがたくさんある街で、夕方に撮影が終わると大人の人たちはそっちにいっちゃうんだけど、まだ未成年だったのんちゃんは、駅の向かいのスーパーに行って、見切り品のお惣菜をいっぱい買って、ニコニコしながらホテルに帰っていったという話なんかを聞いて(笑)。地に足の着いた生活感を感じたし、そのニコニコしている雰囲気が、すずさんがお義姉さんに叱られながらもニコニコしている感じと近いような印象を受けて。そう思って彼女が演技する声を聞いてみたら、すずさんには

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(2020/10/03)