ハドソン・スワフォード クラブを横に振るのではなくタテにヘッドを走らせる感覚 アイアンのコントロール(夕刊フジ)

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 【勝者のワザ】コラレス・プンタカナリゾート&クラブ選手権優勝  3選手がトップに並んで迎えた最終日のの終盤。17番パー3ホールでハドソン・スワフォードがつけ、逆風をつくアイアンショットでピン横4メートルに乗せ、このバーディーパットを決めて優勝をつかみとった。33歳。2017年のキャリアビルダー・チャレンジ以来のツアー2勝目だった。  事実上のウイニングショットとなった17番ホールの1打。スワフォードは、フィニッシュをスリークオーターの位置にとどめるコントロール優先のスイングで打ち出した。プロの世界では“ライン出し”と呼ばれる打ち方だった。ターゲットをはずさない“狙い打ち”ともいわれるスイングである。  どこに止めるか。アイアンショットで最も大切なのは、それだ。  アマチュアは、アイアンを手にしてもフルスイングしてしまうことが多いようだが、プロは、ほとんどの場合、フィニッシュでグリップ位置を左肩口に収めてコントロール重視のスイングをする。  ここで注意すべきは、軽く打つということではないということだ。しっかりボールをヒットする。でも、クラブは振りすぎない。  少し難しく感じてしまうかもしれない。コツがある。クラブヘッドをターゲットに向けて振るのではなく、エネルギーをボールに向けていくこと。横に(目標方向に)振るのではなく、タテにヘッドを走らせる感覚だ。そして、そうするためには、ふたつの動きを組み合わせる必要がある。  ひとつは、ダウンスイングでグリップエンドをボールに突き刺していく感覚での動き。トップでできているコッキングをキープする意味もある。  もうひとつは、グリップ位置が右腰の高さ(いわゆるハーフウェーダウン)からは、左親指をボールへ向けていく。これは“サムダウン”という動きで、クラブヘッドがボールに向かってリリースされる。エネルギーを無駄なくボールに伝え切るために欠かせない重要な動きになる。  エネルギーをすべてボールに伝えられれば、クラブヘッドの後の動きは惰性となり、簡単にスリークオーターの位置で止められる。  ハーフウェーダウンのポジションを作って、そこで止めてからサムダウンの動きを覚えるのがマスター法としてお勧めできる。  ■Hudson Swafford 1987年9月9日生まれ。米フロリダ州レークランド出身。出身校ジョージア大

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(2020/10/03)