“世界の三船”の軌跡たどる 特集上映「生誕100年 映画俳優三船敏郎」2日から(夕刊フジ)

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 今年は不世出の俳優、三船敏郎の生誕100年にあたる。2日から東京・京橋の国立映画アーカイブ、長瀬記念ホールOZUで特集上映「生誕100年 映画俳優三船敏郎」が始まった。22日まで。  軍隊生活を経て、1946年に東宝第1期ニューフェイスに合格した三船は翌47年に『銀嶺の果て』(谷口千吉監督)でデビューし、黒澤明監督の初主演作『酔いどれ天使』(48年)で一躍スターとなった。その後、黒澤監督とのコンビで“世界の三船”として君臨することになった。  今回はデビュー作から最後の出演作の『深い河』(95年、熊井啓監督)まで27作品を上映。時代劇、アクション、メロドラマと多岐にわたる活躍の軌跡をたどる。  幕末、新政府軍に入った農民出身の権三の奮闘を描く『赤毛』(69年、岡本喜八監督)は、当時49歳の三船が見せる脂の乗り切った天真爛漫(らんまん)の活躍ぶりが見もの。  『どぶろくの辰』(62年、稲垣浩監督)は、辰巳柳太郎が49年に演じて大当たりしたものの再映画化。そんなこんなのドタバタが面白い味を出している活劇もの。  『婚約指環(エンゲージ・リング)』(50年、木下惠介監督)は、木下監督と組んだ唯一の作品。不倫という暗いテーマながら、三船のストレートな生き方で明るく仕上がっている。  国立映画アーカイブでは同時に公開70年を迎えた「映画『羅生門』展」を12月6日まで行っているから、併せて見るのもいい。(望月苑巳)

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(2020/10/03)