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歌手の中澤卓也が25歳の誕生日を迎えた3日、東京・ティアラこうとうで有観客でネット生配信するコンサート「会場とオンラインで、誰かさんの誕生日を祝ってくれたらうれしい」を行った。「ハイブリッドコンサート」を銘打ったスタイルで9月に続き2度目の開催。フルバンドが演奏した前回から一転、アコースティックギターとパーカッション、キーボードによるシンプルな編成で、前半は昭和と平成の名曲を次々にカバー。高橋優「産まれた理由」、村下孝蔵「踊り子」「初恋」、尾崎豊「I　LOVE　YOU」、久保田利伸「LA　LA　LA　LOVE　SONG」、布施明「君は薔薇より美しい」、中島みゆき「糸」を歌った。 【写真】大画面に浮かんだ純烈メンバーからのビデオレターの内容に慌てる中澤卓也 換気を行うための10分間の休憩後は、「青いダイヤモンド」「冬の蝶」「北のたずね人」などオリジナル曲を連発。途中、バースデーケーキとともに、客席に配られた手製の花で祝福されるサプライズ演出に「こんな誕生日は初めてです！！」。野口五郎らからのビデオレターも届けられ、同じレコード会社の純烈からは「2年以内に紅白歌合戦に出場できなかったら、純烈入りする約束は忘れてないよ」と、念押しされる場面もあった。 デビュー4年目の中澤は大ヒットこそまだないが、高い歌唱力で世代を超えたヒット曲をライブやカバーアルバムで歌い継いでいる点が評価され、松尾芸能賞新人賞や作曲家協会音楽祭・奨励賞を受賞した。「のど自慢」で優勝したのをきっかけにデビューするなどNHKとの縁もあり、紅白出場を目標に掲げ活動を続けている。11月1日には大阪・新歌舞伎座公演を行うなど、いち早くライブ活動を再開するなど、コロナ禍で停滞した歌謡界の中で積極的な活動を行っており、純烈入りを避けるためにも、今年末の目標達成をあきらめていない。

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(2020/10/03)