元宝塚トップスター明日海りお 美術展の音声ガイドで新境地「KING&QUEEN」展(中日スポーツ)

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 元宝塚歌劇団花組トップスター・明日海りお(35)が、東京・上野の森美術館で10日開幕する「KING(キング)&QUEEN(クイーン)展―名画で読み解く 英国王室物語―」(東京新聞共催)の音声ガイドを担当する。初体験の仕事に「聴き心地がいいようにエレガントに、心を込めて収録させていただきました」と振り返った。  同展では、テューダー朝から現在のウィンザー朝まで約500年にわたる五つの王朝の国王や女王らの肖像画を展示。ヘンリー8世、エリザベス1世、現在のエリザベス2世といった歴史的によく知られた人物がたどった運命を紹介する。  宝塚の華麗な舞台でファンを魅了してきた明日海。「(宝塚時代は)『Ernest in Love』『ME AND MY GIRL』など英国を舞台にした作品があり、ご縁を感じます。英国に行ったことはありませんが、コロナが終息したらぜひ行きたい」と話す。  音声ガイドの収録では「お客さまをエスコートする感覚で、語りかけるように心掛けた」と言う。王の肖像画では威厳があって迫力を出すように、女王の絵は、どれくらいの年齢だったのかなどを想像、「プロ意識」を貫いた。  コロナ禍の自粛期間中はテレビの前から離れられず、感染状況などが気になっていたという。そんな中でも筋トレやストレッチは欠かさず、自炊生活にも慣れ「ハンバーグやピーマン肉詰めなど、ひき肉系が上手になりました。手際もよくなりました」とほほ笑む。  宝塚退団から10カ月が過ぎたが、今、宝塚とはどんな存在だったのか?  「つらかったことや、トップとしての責任もありましたが、一番大好きな世界。すべてが詰まっています」  退団公演の千秋楽を終えた時は「解放された安心とさみしさ」という感覚だったが、「内臓がシクシクしました」と明かす。  今後を見据え、「『元トップ』の言葉に甘えちゃいけないと思います」と謙虚に語り、「早く体を動かしたい。仕事の幅を広げていけたら」と、新たな世界に思いをはせた。  ※「KING&QUEEN」展は来年1月11日まで。 明日海りお(あすみ・りお) 1985(昭和60)年6月26日生まれ、静岡市出身。2003年、宝塚歌劇団入団。14年、花組トップスターに就任。19年11月、退団。キレのあるダンス、演技力、歌唱力の三拍子そろった華のある男役として絶大な人気を誇った。20年から芸

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(2020/10/02)