21歳田中「狙っていた結果」で女子1500初優勝(産経新聞)

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 21歳らしからぬ貫禄あふれる圧勝劇だった。陸上の日本選手権第2日に行われた女子1500メートルは、田中希実(豊田自動織機TC)が4分10秒21で初優勝を果たした。600メートル付近で一気に加速して集団を引き離すと、あとは独壇場。「狙っていた結果がついてきてよかった」と納得の表情を浮かべた。  早めにスパートしたのは明確な理由がある。「残り300メートルとか、ゴールが近づいてからスパートするのは持ちタイムで考えるとずるいと思った。堂々とした走りで勝ちたかった」。ただ勝つだけでなく、内容にこだわった。  8月に自身がマークした4分5秒27の日本記録には届かなかったが、「おごることなく、競技に真摯に向き合えている」と話す。9月も練習の設定タイムをさらに上げ「これだけ全力で取り組んだなら負けてもいいと思えるぐらい練習してきた」と胸を張った。  この日は800メートル予選にも出場し、レースの合間には同志社大のオンライン授業を受けた。「後で動画も見られるけど、メモを取って手を動かすことでレースへの不安を解消したかった」。まさに狙ってつかんだタイトルだった。(丸山和郎)

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(2020/10/02)