春日若宮「お渡り式」は縮小 神事で新型コロナ収束祈願(産経新聞)

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 春日大社(奈良市)は2日、古都の師走を彩る摂社・若宮神社の例祭「春日若宮おん祭」(例年12月15日~18日)について発表した。平安時代以降885回目を数える今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため時代行列の「お渡り式」は縮小する一方、神事は例年通り行い、新型コロナの早期収束を祈願する。  おん祭は例年、「遷幸(せんこう)の儀」(17日午前0時)で若宮神社のご神体が大社参道そばのお旅所の仮殿に移り、「還幸(かんこう)の儀」で24時間以内に戻るまでの間に酒食を供え、数々の古典芸能が奉納される。だが今回は参拝者や奉仕者の安全性を考慮することとなった。  12月15日に同市餅飯殿町の大宿所で行う「御湯立(みゆたて)神事」は例年の3回を1回とし、参拝者が大宿所境内に入ることは控えてもらう。17日正午からの「お渡り式」は通常の約千人規模から約20人に縮小し、大社一之鳥居からお旅所までの間のみを進む。「松の下式」などは中止する。「お旅所祭」は時間を繰り上げて始め、芸能奉納は通常通り行う。ただ、参拝者に参道やお旅所などに入ることは控えてもらう。18日の「奉納相撲」と「後宴能」は中止となる。  花山院弘匡(かさんのいんひろただ)宮司は「新型コロナ退散を願うおん祭になる。本質的なことはしっかりとするが、3密になることは避ける」と話した。

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(2020/10/02)