阪神2軍施設の移転案に「検討は事実」既に資料作成(日刊スポーツ)

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阪神が2軍本拠地を兵庫県西宮市の鳴尾浜球場から、同県尼崎市の小田南公園に球団創設90周年となる25年をめどに移転することを検討していることが2日、分かった。複数の尼崎市議がSNSでメイン球場のイメージ図などを紹介した。尼崎市によると、今後は周辺住民に対して説明会や誘致に関するアンケートを行う。阪神大物(だいもつ)駅から徒歩3分の場所に新拠点が出来るかもしれない。 【写真】虎風荘の外観(2020年4月14日撮影)   ◇   ◇   ◇ 阪神が進める2軍移転計画の詳細が明らかになった。尼崎市議たちが公開したイメージ図や資料、メモによると、小田南公園内に建設するメイン球場は3階建てで最大収容人数は4000人。他にサブ球場とミニサブ球場、多目的運動広場、室内練習場、選手寮なども併設し、25年からの運用を目指すとしている。 一部市議が明かした内部文書では全施設を阪神グループが整備して尼崎市に寄付し、市は阪神グループにメイン球場の運営権を与えるという記述もあった。公園内の施設に係る維持費などは市が一定の経費を負担するなど、具体的な事業手法の案が示されている。これらは阪神の2軍施設誘致を目指す同市に応える形で、球団側から提案したものだという。 現在の2軍本拠地がある鳴尾浜は94年10月に室内練習場、合宿所を併設して西宮市内に完成した。最大収容人数は500人で、敷地の問題もあって大がかりな客席の増設は不可能。室内練習場も手狭で、雨天の際は甲子園球場に併設する室内練習場に移動して練習している。 尼崎市によると今後は周辺住民へのアンケートや説明会を行う。今回明らかになった施設の見取り図やイメージ図について、阪神電鉄の広報担当は、電鉄と球団が住民へ説明する資料として作製したとし「2軍施設の移転を検討しているのは事実です。ただ、まだ何も決まったわけではありません」とコメントした。 ▼鳴尾浜球場 阪神が兵庫・西宮市鳴尾浜に建設した2軍施設。両翼96メートル、中堅120メートルと甲子園と同サイズで観客収容人数は500人。室内練習場、若手選手が生活する合宿所「虎風荘」を含めた施設全体の総称は「虎の穴」を意味する「タイガー・デン」。同尼崎市にあった浜田球場が手狭で、甲子園七番町にあった合宿所も老朽化していたことから移転構想が進み、総工費19億円をかけ94年10月に完成した。

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(2020/10/02)