「そよ風」で発電する方法がこちら(ギズモード・ジャパン)

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心地よい風でスマホ充電? 静電気。嫌なもんですね。これから乾燥する季節なので、ここはくるぞっと身構える日々がまた始まります。が、この静電気の仕組みを利用することで、ちょっとした風でも発電できる技術の研究が進んでいます。 【全画像をみる】「そよ風」で発電する方法がこちら 通常、風力発電は超巨大な風車を必要とするので、建設に莫大な費用がかかります。また、効率よく風からエネルギーを作りだすために、風車の羽のデザインも研究され続けています。つまり発電するにはそれ相当の風の力が必要だということ。ちょっと外に出て風に当たってくるね程度じゃエネルギーは得られないのです。いや、得られなかったのです。 中国科学院北京ナノエネルギーナノシステム研究所が開発したB-TENGは、摩擦電気を利用した超小型発電機。摩擦電気は、擦り合うことでビリっとなるまさに静電気。通常の風力タービンの代わりにB-TENGが使うのは、薄いプラスチックフィルム2枚。このフィルムが、風に吹かれてそよーっと揺れてぶつかり離れ、こすりあうことで発電するという仕組みです。最低でも風速が時速5.79キロあれば発電可能ですが、ベストは時速14.3キロから28.8キロだといいます。 え、てことは薄くて軽いフィルム2枚を持って振り回せば、発電からのスマホ充電が可能ということ? 究極のアウトドアツールってこと? まぁ、そう焦らずに。通常、風力発電の発電効率は45%ほど。一方、B-TENGの発電効率はたったの3.23%。研究所の実験では、先述のベスト風速状況下で、100個のLEDライトを一瞬チカチカっと点灯させることに成功しています。が、まだまだこの技術は「技術的には可能である」というレベルのコンセプト。現実で使えるようになるには、まだまだ研究・改善が必要です。効率化はもちろん、フィルムの耐久性(折れたり敗れた時の発電パワーなど)も考える必要がありますよね。 よりクリーンでグリーンなエネルギーのために、これからに期待したくなる研究です。 Source: The Guardian, Cell

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(2020/10/02)