御殿場のクロサワ、世界に発信 9作品のロケ地、看板設置しPR(@S[アットエス] by 静岡新聞SBS)

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 没後20年以上が経過してもなお世界中の芸術家に影響を与えている映画界の巨匠、黒沢明監督(1910~1998年)。「世界のクロサワ」が多数の作品のロケ地に選んだ御殿場市の有志でつくる団体が、監督と御殿場のゆかりを形にする活動をしている。監督と市のつながりを伝える看板を近く、お披露目する。  団体は御殿場黒沢明学術会(芹沢修治会長)。生前の監督と親交を持ち、「黒沢明研究家」を自任する写真家池谷俊一さん(77)=同市=らが2018年に立ち上げた。  監督は御殿場を「こよなく愛した」(池谷さん)。制作した映画30本のうち9本のロケ地に選び、別荘を構えた。監督に関する文献には市が頻繁に取り上げられ、近年は市内のロケ地を巡るツアーが組まれるなど、関係は広く知られている。  だが、市内では顕彰の機運は乏しかった。監督との縁は「富士山をしのぐ市の財産」と感じていた池谷さんは、「監督と御殿場の歴史を形にして残したい」と考えて仲間を募った。  会はこれまで、黒沢作品の制作に携わった映画関係者の講演を聞くなど内々で活動してきた。看板設置は初めての外部発信型の取り組み。監督の代表作「七人の侍」のロケ地として名高い二岡神社を設置場所に選んだ。芹沢会長(72)は多くの市民が監督との縁に目を向けるきっかけになると期待を込める。  他のロケ地への看板設置、資料館の創設、エキストラ名簿の作成、ロケ地を紹介するマップ作製などを構想している。芹沢会長は「黒沢明の町、ロケの聖地として世界中に発信したい」と強調する。

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(2020/10/02)