精神科医が教える「他人の目を気にしなくなる方法」(ダイヤモンド・オンライン)
【リンク先抜粋】
コロナ禍や自粛生活などの「環境の変化」により、多くの人が将来への不安を抱え、「大きなストレス」を感じています。
ストレスを溜め込みすぎると、体調を崩したり、うつなどのメンタル疾患に陥ってしまいます。
発売2ヵ月で13万部を突破した、樺沢紫苑氏による最新作『ストレスフリー超大全』では、ストレスフリーに生きる方法を、「科学的なファクト」と「今すぐできるToDo」で紹介した。
「アドバイスを聞いてラクになった!」「今すべきことがわかった!」と、YouTubeでも大反響を集める樺沢氏。そのストレスフリーの本質に迫る――。
● なぜ、人と比べてしまうのか
「あの人は自分より仕事ができる」「頭がいい」「かっこいい」「金持ちだ」……。
人は、ついつい他人と自分を比較しますが、比較するほどに落ち込んでしまいます。あるいは、「なんて自分はダメなんだ」と自分を責める。嫉妬心から「引きずり下ろしてやる」とか「嫌がらせしてやろう」とか、他人を攻撃するようなネガティブな考えが浮かぶこともあるでしょう。
そんなネガティブな考えが出ても、落ち込む必要はありません。それは、誰にでもあることなのです。
「社会的比較理論」の提唱者、フェスティンガーは、人が他人と自分を比較してしまうのは、本能、あるいは無意識の反応であると言っています。
つまり、ほとんどの人は、他人と自分を比較する心理的なクセを持っているわけで、「他人と自分を比較して落ち込んでしまう」という心理は、あなただけのものではなく、ほとんどの人に存在するものです。
ですから、他人と比較する自分を責めたり、落ち込んだりする必要はまったくありません。
● 人と自分を比べると「不幸」になる
他人と自分を比べると、確実に不幸になってしまうものです。自分より優秀な人は、この世の中にいくらでもいます。日本人の中で、「仕事」「勉強」「スポーツ」「収入」「容姿」が自分よりも良い人、高い人は山ほどいるのです。それをいちいち比較していたら、それだけで人生は終わります。
仮に、スポーツのある種目で日本一になったとしても、自分よりも収入が高い人は必ずいるし、自分よりかっこいい人も必ずいます。あるいは、日本一になったとしても、世界レベルで見ると箸にも棒にもかからないでしょう。他人と比較すると、死ぬまで落ち込み続けるしかないのです。