スペースXのクルードラゴン、野口聡一宇宙飛行士を乗せていよいよ宇宙へ「多様性こそが強靭性」(BUSINESS INSIDER JAPAN)
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NASAの会見に続いて、30日午前9時にはJAXAの記者会見が開催された。そこで、現在ヒューストンに滞在している野口聡一宇宙飛行士から、現在の心境などが語られた。
クルードラゴン宇宙船では、「初めて搭乗する宇宙飛行士が宇宙船を命名する」という新たな伝統が作られようとしている。
5月に行われた有人飛行試験「Demo-2」で使われた機体名は「Endeavour(エンデバー)」。これに続いて、Crew-1のチームはみずからが搭乗する宇宙船を「Resilience(レジリエンス:強靭さ、困難から回復する力)」と命名した。
これは、世界が新型コロナウイルスの流行に苦しむ中で宇宙への挑戦を続けることで、「困難からの回復」を身を以て示そうというクルー達の決意のあらわれだという。
Crew-1は、コマンダーで軍人出身のマイケル・ホプキンス宇宙飛行士に加え、同じく軍出身のビクター・グローバー宇宙飛行士はアフリカ系アメリカ人、シャノン・ウォーカー宇宙飛行士は女性で物理学の博士号を持つ科学者出身、そして野口宇宙飛行士は元航空エンジニアで日本から参加と、それぞれバックグラウンドが異なる
野口宇宙飛行士は、Crew-1のチームを多様性のあるチームだと紹介。そして何より、
「この多様性こそが強靭性(レジリエンス)を生む」
と語った。
新型宇宙船の完成を長く待ちながら結束を固めてきたこの強靭なチームは、10月31日、ハロウィンの日の午後、ISSに向かって出発する予定だ。
なお、4名の宇宙飛行士たちは、長期滞在クルーとして約6ヶ月間ISSに滞在することになる。