巨人・小林「3番手」の現実… 遠い菅野との同級生コンビ再結成、トレードで他球団で活躍ともいかず(夕刊フジ)

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 巨人は29日、田中貴也捕手(28)を楽天に金銭トレードすることを発表。今季1軍出場がなかった中堅を放出することで、上限の70人に達していた支配下枠に余裕を持たせた形だ。一方で昨季までの主戦だった小林誠司捕手(31)に突き付けられているのは3番手という厳しい現実だ。  期限ギリギリで今季の主要取引先となった楽天と3度目の商談成立。原辰徳監督(62)は「それはもう、素晴らしいね。ぜひしてあげないと。貴也も大チャンス。頑張り屋さんだし、ジャイアンツで1、2を争う努力家だからね」。田中貴の新天地での活躍に期待を示した。  「プロ野球選手というのは、限られた年数の中で個人事業主として仕事をしている」と話す指揮官は、出番を与えられない選手には他球団での活躍の場を模索している。  だが、この親心も球界きってのイケメン捕手に関しては例外なのかもしれない。29日の広島戦(マツダ)で開幕12連勝を飾り、2004年の岩隈(当時近鉄、現巨人)に並ぶ開幕投手連勝の日本記録を達成した菅野智之投手(30)と小林は、今季開幕の阪神戦でバッテリーを組んだ。しかし、小林は6月21日の同カードで死球を受け左腕を骨折。その間に打力の勝る大城卓三捕手(27)が主戦の座を確かなものとしてしまった。  小林は8月22日に2軍戦で実戦復帰してからも声は掛からず、今月18日にようやく1軍昇格。スタメン出場が巡ってきたのは、7試合目となる25日の中日戦だった。  同い年のエースが歴史を作った試合もコンビ再結成ならず。リリーフが登板した試合終盤に起用されたのも炭谷で、小林の出番はイニング間の投球練習やキャッチボールの相手だけだった。  今年中のFA権取得が視野に入っていた小林は、昨オフの契約更改で全権を握る指揮官の強い意向で3年契約のオファーを受諾しているため、トレードされる可能性は低い。現状を打破するには、少ないチャンスをモノにし、実力で指揮官の目を変えるしかない。(片岡将)

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(2020/09/30)